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FXの売りと買いについて

外国為替のFXには、売りと買いというキーワードがあって、取引を始める際の基本的な知識となります。FXでは新規の買い注文だと決済は売り注文、反対に新規売り注文は決済時に買い注文となるのが原則です。
利益や損失は、この売りと買いのタイミングによって決まります。

新規買い注文は、購入後に価格が上がると予想される時に、売却益に期待して行うものです。
単純に100円のタイミングで購入して120円で売却すれば、差額の20円が利益になります。
逆に、100円で購入したものが80円になれば当然ながら20円の損失です。
新規売り注文から始めるFXの取引は、新規買い注文の反対になります。
つまり、100円で買って120円で売ると20円の損失、80円で手放せば20円の利益が得られるわけです。

ちなみに売りと買いを同時に行うことを両建てと言い、値動きの分だけ利益と損失が発生します。
両建てで仮に取引がプラスマイナスゼロでも、スプレッドによる手数料が掛かるので、普通に両建て取引をしてもその分が損失になります。
売りと買いを同時に注文する両建ては上級者向けで、為替変動で利益が出る方を先に決済することにより、確実に利益を狙うことができます。
プラスとマイナスのどちらに動いても、売りと買いのいずれかで利益を出せますから、使いこなせば安定的な利益の確保に活かせます。
ただし、FX会社によっては両建てを禁止しており、規約に違反すると口座凍結もあり得るので注意が必要です。

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